2014/12/13

アルバム「天気雨」リリースに寄せて

天気雨が特別に好き、とかそういった事は全くないのです。

例えばそれが好きか嫌いかと聞かれたら、やっとそれについて考えを巡らしてみて、結果的にちょっと好きかもしれないなと思ったり、または思わなかったりとその程度のモノです。

そういった事よりも私にとって重要な事はこういう事です。


ある晴れた午後に少し、雨がキラキラと降っていて、または「降っていたような気がしていて」その風景や匂い、温度、それらの記憶が僅かながら私の体の中に残っているとします。


そしてある種の音楽がその記憶をそっと引き出す。


音と記憶が偶然に、もしかしたら運命的に、どちらでもいいのだけれど出会う。


音楽が流れ、踊りがはじまる。


私は音楽を、踊りを、止めないようにしながら注意深く言葉を探す。

記憶をたどりながら、眺めながら、なんとかしてこの昂まりに通じる言葉を探す。


そうして言葉を紡いていく。

そうして曲が出来ていく。


しかしなんでそれが「天気雨」だったんだろうね。



「天気雨」

作詞 作曲 banri shiraiwa


パラパラと天気雨が光ってる
どこからとなく聴こえる街の音

フラフラと時が過ぎて行くのさ
急ぐ人はどうぞお先に

雨に濡れた空気
深く呼吸をした
どこへでも行けると
ありふれた事を思う

パラパラと天気雨は続いてる
弱く 少しだけ強く続いてる

雨に濡れた空気
深く呼吸をした
どこへでも行けると
ありふれた事を思う